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防火広報車の活動状況

新潟県・上越地域(事)

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平成6年福井市で開催されました第18回婦人防火全国大会において、日本防火協会から交付を受けた防火広報車は、管内地域住民に対する防火思想の普及・啓蒙活動に大変活用させていただいております。
当組合消防は、2市9町8村で構成され、新潟県の西部に位置し南は長野県に接し、北は日本海に面し、管内の総面積は約1,600km3、人口は約26万人で全県下の11.2%を占めております。
また、山間部及び海岸地帯そして石油コンビナート地域、点在する観光地や避暑地等からその様相は多様となっていることに加え、特に冬の気象条件は厳しく全国有数の豪雪地帯として名高いところでもあります。
この様な環境から消防目的を達成するには、幼年・少年・婦人防火クラブ等自主防災組織の協力が不可欠であることから、昭和58年よりクラブの結成育成に傾注し、現在幼年消防クラブ(134クラブ・8,154人)、少年消防クラブ(13クラブ・676人)、婦人防火クラブ(33クラブ・4,060人)が結成され、交付を受けた防火広報車についても各々の活動において幅広く活用しております。
その中から一部ご紹介致します。
[通年]
当組合消防では毎月1日・15日を火災予防の日、毎日夜9時は消防の時間と制定し、住民の防火思想を高めているなか、火災予防の日には管内全域を婦人防火クラブ員等の協力を得、防火広報車により防火広報を実施しています。また、毎日夜9時には防火広報車を常置している上越市を中心に防火広報活動等を行ない、火災予防思想の普及に幅広く活用しております。
[クラブイベント等]
幼・少年消防クラブ等が実施する行事に際しての送迎、また視聴覚資器材の搬出入等、防火広報車はクラブの行事においては欠かせないものとなっております。
[消防行事・その他]
春秋の火災予防連動、山火事防止運動等においては、各署の計画のもとに貸し出しを行ない、防火PRに活用するとともに、婦人防火クラブの研修会、町内会の防火懇談会等においても必要に応じ貸し出しを行なうなど幅広く活用しております。

 

 

 

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